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2016年中途入社

細井 光惠

介護課長
有料老人ホームと特別養護老人ホームで介護職経験は約19年。趣味は旅行。介護施設でのボランティア活動から介護の道へ。
介護課長/細井 光惠

入社の動機

長年、介護職として働いてきたのですが、社会福祉主事の資格を持っていたこともあり、相談員への転職を考えていました。今から約7年前、ちょうどそのタイミングで、現在の施設の施設長に声をかけてもらったことが転職のきっかけです。当時はまだ施設の建設中で、準備室が設置された段階でした。前職の施設で取り組んでいたやり方と同じで良いから、「人を育てて欲しい」と。実は、その施設長とは前の職場でも一緒に働いており、介護感が同じだったということもあって、「ここでもう一度」と思えました。

この業界に入って約18年。入職後すぐに主任になって、以降ずっと管理職の立場で働いてきましたが、介護感が同じであることは非常に重要だと感じています。管理職は入所者さんへの環境だけでなく、職場としての環境を整備していく役割も担います。上層部の介護感が同じ方向にないと「こうしたい」ということが理解してもらえません。その点、現在の施設長は、ご自身でも介護2級の資格を取得するなど、現場感覚を大事にされています。有料老人ホームやユニット型の特別養護老人ホームの立ち上げ経験も豊富で、この方と一緒なら、きっといい施設ができると確信できたことも決め手となりました。

仕事の内容

介護課長として、人材育成や施設内ルールの周知徹底がおもな仕事です。特別養護老人ホームには公的機関からの厳しい監査があり、定められた項目すべてにおいて基準を満たしているかを定期的にチェックされます。例えば、入居者さんへのサービスでは、清潔を保つために週2回お風呂に入れているか、記録が正しくなされているかといった具合です。こういった基準を満たすために、施設内ルールが設けられており、その周知徹底を確実に管理していく必要があります。

管理のために毎日平均1〜2時間、現場にも入っています。こちらが出した指示がきちんと実行されているか、間違っていないかを確認する場でもあります。また、適正に職場環境が維持されているかも大事な確認項目です。例えば、シフトはユニットリーダーに任せていますが、人員の過不足がないか、仕事は適切に割り振られているかなどは、現場に入らないと見えないこともあります。また、ユニットリーダーの指導という面でも、定期的に現場に入ることは重要な仕事のひとつです。共有できる情報や時間が、信頼関係にもつながっていると考えます。

仕事のやりがい

新しい施設の立ち上げと人材育成を求められてきたこともあり、施設が目指すべき方向に沿っていると感じられる時はやりがいを感じます。その点では、自分が思うようにほぼほぼできていると思います。もちろんトラブルが皆無という訳ではありませんが、混乱時にも理事長や施設長との連携がスムーズでしっかりと対応ができています。おかげで定期監査もクリアできていますし、公的機関からの評価を頂いているということにもやりがいを感じています。

職員を育てるという観点では、職場環境が嫌で辞めたという人がほぼいないことはやりがいにつながっています。より良い職場づくりのため、スタッフには成長を促すために指導することもありますが、「もしストレスを感じることがあれば、その日のうちに私に言ってから帰って欲しい」と常々言っています。課長とスタッフの間にはユニットリーダーもいるため、ストレスや不安は解消しやすい環境だと思います。そういった風土が培われてきたこともやりがいになっています。

今後の目標

今後はこの環境を維持、できれば改善できる人材を育てたいと考えています。そのためには、スタッフのスキルを向上させる必要があります。介護福祉士の資格自体は取得できても、実際に接遇など資格に見合う実力がついているかという点では疑問に感じることもあります。また、この仕事は他職種のスタッフとコミュニケーションを取りながら動ける人でないと務まりません。管理職をめざすユニットリーダーには、管理能力はもちろん、これがおかしいと感じる感覚、おかしいと思った時の対応力、そういった面もさらに向上させなければなりません。

労働人口が減少する将来を見据えて、外国人スタッフの育成にも目を向ける必要もあると考えています。現在、スリランカとベトナムの技能実習生が働いています。最初は不安でしたが、今では立派な戦力になっています。危険予知なども対応できていますし、接遇面でも真剣に取り組んでおり、手応えを感じています。将来的には、このような人材を含めてスタッフ間で良い意味での刺激を受け合いながら、利用者さんがここで生活して良かったと思える環境を整備していきたいと考えています。

あなたへのメッセージ

管理職になりたい人、人や仕事を管理できる人、積極的にコミュニケーションを取ることが好きな人、楽しみながら仕事に取り組める人に来て欲しいと思っています。管理職や上層部には経験豊富な職員も多く、知識やノウハウも惜しみなく教えてもらえます。また、やりたいことがやれる環境でもあります。特に管理職になれば、思っていたことやこうしたいということなど、一職員ではできないことができるようにもなります。理事長や施設長は管理職の理解者でもあり、良い意味で権限を活かせます。その立場になってこそわかることもあり、仕事の視野や幅が大きく広がります。

とはいえ、いきなり管理職と言われても戸惑う方も多いと思います。そのため、当施設では研修や資格取得サポートの制度を充実させています。例えば、初任者研修しか持っていない方には、介護福祉士を取るための実務者研修を実施しています。資格取得のための研修費用は全額会社負担です。また、介護・医療分野のオンライン研修は、いつでもどこでも受講することが可能です。入社後は、マンツーマンでサポートがつきます。排泄をはじめとした一連の流れを見てもらい、次に一緒にやってもらうというステップを踏んでいきます。学びたい人、成長したい人には、機会もどんどん与えます。是非、私たちと一緒に将来の管理職をめざしてください。
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